秋の夜空

最近、朝晩めっきり涼しい・・・・というか寒いテチプリ地方ですσ(^_^;)

夜になると、虫の声。
夜空を見上げれば、晴れ渡る夜空に、満ちてくる月。

そんな時いつも思い出す舞台があります。

4年前に観た、宝塚歌劇日生劇場特別公演「花供養」


この時も、運よく前から3列目のど真ん中で観劇。
未来さんの白拍子の語りかけが、あたかも私の目を見て語りかけてくるようで
ドキドキしたのを今でも覚えていますface05

後水尾天皇の苦悩、お与津御寮人の悲しみ、信尋の隠された思い。
そんな思いが、透き通る秋の夜空に響く笛の音にのって伝わってくるような舞台でした。

宝塚歌劇には珍しく、歌もダンスも無いお芝居だけの舞台。

でも、涙がホロホロとこぼれ落ちるような舞台でした。

この「花供養」は後水尾天皇とお与津御寮人との関係を軸に作られた舞台でしたが、
その反対側。
徳川から天皇家、後水尾天皇に輿入れした家康の孫娘和子の苦悩を描いた本。

東福門院和子の涙~宮尾登美子~

も合わせて読むと、感慨深いものがあります。